「家飲み」のお話し
Bar Mでは新型コロナ感染予防対策に基づき18時から20時の2時間と密度の濃い営業を行っておりますが、皆様のお顔を拝見することが出来ず寂しい思いをしております。
お酒好きの皆様のこと、お気に入りのBarへは行けなくても家でお酒を楽しんでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は家でお酒をおいしく飲む為のちょっとしたヒントをご紹介いたします。
(1)グラスにこだわろう!
家の中のグラスを集めてみましょう。ビールを入れると旨そうなグラス、ウイスキーの水割りに合いそうなグラス、キュッと飲めるショットグラス等、本日のお酒に合いそうなグラスが見つかるはずです。お気に入りのグラスを選んだら、洗剤を付けたスポンジで一生懸命に洗ってください。(漱いでひっくり返した時に水滴が残らないのが理想です。)よく洗えたら、逆さにして飲み口を下にして自然乾燥が良いのですが、場所も時間も無い場合は、乾いた布巾でふき取ります。ビールを入れる場合は、冷蔵庫で冷やすと、さらにおいしいです。専用グラスが無くても大丈夫、例えば陶器のコップもいいものです。素焼きの場合はビールに合いますし、湯呑はウイスキーや焼酎のお湯割りグラスとして活躍してくれます。
(2)お酒の温度にこだわろう !
お酒には美味しさの適温があります。
◆ビール:冬場(6℃~8℃)夏場(4℃~6℃)
冷蔵庫の設定は2℃から4℃の場合が多いので、長時間いれていると冷え過ぎですのでお気をつけください。
◆ウイスキー:諸説ありますが、ストレートで飲むなら20℃~25℃が香りがたっておいしいようです。冬場なら、少しだけ掌で温めてあげると良いかと思います。
◆ワイン:赤ワイン(軽め:14℃~16℃、しっかり:16℃~18℃)、白ワイン(10℃~14℃で酸味が強いものは5℃~10℃)、スパークリングワイン(4℃~8℃)
◆スピリッツ:冷凍庫保存がベストですが、私の家の冷凍庫は瓶が入る余地がないので冷蔵庫保存です。
◆焼酎:お湯割り(42℃前後)80℃のお湯で常温の焼酎(15℃)を6(焼酎)対4(お湯)で割るとだいたい42℃前後になりますよ。
※日本酒の場合は、5℃から55℃の間でいろいろと楽しめるようです。
(3)水と氷にこだわろう !
お家の水道水も美味しくはなりましたが、家飲みでしっかり風味を楽しみたい場合は、市販の水と氷の購入をオススメします。特に水には、採水地を選べますのでこだわって下さい。スコッチは硬水で、ジャパニーズウイスキーは軟水で割ると、本来のウイスキーの風味を損なわずに楽しめます。もちろん、割水も冷蔵庫で冷やしておいてくださいね。
(4)おつまみにこだわろう !
乾きものやポテトチップス等のジャンクフードも素敵ですが、こだわっての家飲みには、オイルサーディンの定番から燻製や煮込み、タイカレー等かなり本格的な味が楽しめる缶詰はいかがでしょうか。捨てるだけの後片付けの手間が省けるのも魅力です。もう一品欲しい時は、チーズもよろしいかと思います。お買いものついでに、缶詰とチーズのコーナーには是非お立ち寄りください。
(5)シチュエーションにこだわろう !
家飲みするときには、音楽を聴くことをオススメします。「お家でBar気分」を楽しむのですから、日常と違った演出が必要です。テレビを消して、落ち着いた雰囲気でお気に入りの音楽をお楽しみ下さい。
【家で聴くお酒に良く合う音楽をご紹介】
・Last Train Home / Pat Metheny Group
(個人的な趣味で選曲しております。)
いろいろとご紹介しましたが、家飲みするなら個人的な趣向に拘ってお楽しみいただくのが一番です。
が・・・やはり家と違う場所で、ゆっくりとお酒を楽しみたいですね。Bar Mでは緊急事態明けに皆さんがお酒を楽しんでいただけるように準備しております。日常に早く戻りますように。
※補足
・グラスの洗浄:じつはかなりテクニックが必要です。スポンジは通常の食器洗いのものを使うと、油汚れを付着させてしまうこともあるのでNG。出来れば専用のスポンジをお用意ください。45℃前後のお湯で洗いと漱ぎをすると尚良いです。もちろん、磨きようのクロスも専用のものがありますので拘る方はお試しください。(洗浄水の水温は45℃と有名グラスメーカーのHPには紹介されています。尚、食洗器で使用する水温は80℃前後が多い様です。高温のお湯を使用する場合は火傷に注意してください。)
※ゴシゴシ力を入れ過ぎて破損しないように気を付けて下さいね。
・お酒の適温:記載の適温は一般に言われている温度です。キンキンに冷えた赤ワインや冷凍庫保存のウイスキー等は、家飲みでこそ出来る飲み方です。ご自身のお好みの温度を是非探してください。
・割水:仕込んだ水で割ると本来の風味を味わえるといわれています。工場のある場所のお水を手に入れられると良いのですが難しいので、硬水、軟水や同じ国で採水されたお水を使うとより美味しくお酒を楽しめます。
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